英雄というのは・・・

被災地を支えている方たちは、ほとんどが被災された方たちということ。

ボランティアで、他の地域から行かれている方もたくさんいらっしゃるでしょうが、やはり現地の方の並々ならぬ努力が、被災地を復興へとほんの少しづつでも導いているんですね。

もちろん、茨の道なんていうものじゃなく、ほとんどが手探りで、しかも歩く道には瓦礫の山が今もなお。

この産婦人科医のように、不自由な医療施設で今もなお、現地の方々の医療活動に専念されているドクター達もいらっしゃいます。

大震災でヒーローはたくさん生まれたけれど、この方もまさしく英雄と呼ぶにふさわしい方だと思います。

もっとも、ご自身は、「そんなことはいいから、ひとりでも多くの子どもの笑顔が見たいんだ」とおっしゃるでしょう。

自らの命も残り少なくなっているというのに、「人のため」に捧げる毎日。

なんだか、自分がなさけない存在のような気がしてしまいます。

少しでも長く生きて、ひとりでも多くの赤ちゃんが、また相馬の地に生まれますように。

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